我流! 英語プレゼン作成・試行錯誤

試行錯誤しながらなんとか作れるようになった英語プレゼン資料作成の経験、聞いてください

英語プレゼンテーション テンプレート  #012 : 「ブレインストーミング」

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

英語プレゼン資料 テンプレート集  #012 : 「ブレインストーミング

みなさんは、「ブレインストーミング形式の会議」という言葉を聞いたことがありますか?

または、実際にブレインストーミングに参加した経験って、ありますか?

ブレインストーミング形式の英語の会議

ブレインストーミング (brainstorming) とは、会議の参加者が、それぞれ自由にたくさんのアイデアや意見を出し合うための会議の形式・方法です。

その基本的な進め方は、英語の会議でも日本語の場合でも同様で、基本的に以下のようなものが一般的だと思います。

  1. 司会役 (facilitator) が、そのブレインストーミングの目的や進め方、ルールについて説明する
  2. 6人くらいまでのグループを作る
  3. 各グループには、司会進行役 兼 自分も意見を述べるモデレーター (moderator) を一人置いて、各メンバーに対するアイデア出しの促しや、出てきたアイデアの取りまとめを主導してもらう
  4. 全員がアイデアや意見を出し、それを付箋などに書いて、溜めていく
  5. イデアや意見を出し合う際のルールがある
    • なるべく多くのアイデアや意見を出すよう心がける。全員が出す
    • 出てきたアイデアに対して評価や批判、否定をしない、等々
  6. 一通りアイデアを出し終えたら、各アイデアをレビューしながら、付箋等を使って分類していく
  7. 分類が終わったアイデアたち、アイデア群たちの関係性が分かるように矢印を引いたり、マインドマップを使って関係図を作ってもよい
  8. イデア出しと分類が終わったら、グループ毎にまとめて発表して、ブレインストーミングの参加者全員で共有する

イデアを出し合う際には、各自アイデアを付箋に書いて、ホワイトボードや壁、大きな模造紙等に貼り付けていったり、マイクロソフトの Power Pointスライド上に長方形や付箋型のテキストボックスを用意しておき、そこに書き込んでいったりします。

まずは全員でアイデアを出し合う

イデアを出し切ったら、ホワイトボードや模造紙、Power Pointを使い、似たようなアイデアを集めてグループ化したり、何か基準を決めて分類したり、更にグループ化したアイデアの関係性を図化したりして、数多く挙げられたアイデアを整理します。

次に、アイデアを分類したりマップ化する

このようなブレインストーミングの流れを考慮し、以下のような構成のプレゼン資料 (スライド) を作りました。

テンプレート #012 の構成

目的のスライドです。

Objectives                  



 

[日本語]
目的
(例:新規ビジネス創出 (new business development) の加速化 (accelerate) のために出来ることを考える、とか、部署間の縦割り体質 (organizational silos)を改善 (improve) するための方策の検討、といったテーマを書きます)

手順とルールのスライドの例です。

Process and Rules                  

Process:
- Capture everyone's ideas (20 minitues)
- Organaize the ideas on diagrams (20 minutes)
   - Sorting and Categorizing 
   - Mapping
- Presentation and Q&A (5 minutes / Group )
- Wrap up
 
Rules: 
- Go for quantity
- Withhold criticism

[日本語]
手順:
- 参加者全員のアイデアを集める (20分)
- そのアイデアを図を使って整理する (20分)
  - 分類とカテゴリ化
  - マップ化
- プレゼンテーションと質疑応答 (各グループ 5分)
- 全体のまとめ

ルール: 
- 量を追求すること (数多くのアイデアを出すこと)
- 批判は控えること

イデア記入用フォームです。

Idea Templates - Write Your Ideas on Sticky Notes              

[日本語]
イデア用フォーム 〜 アイデアを付箋に記入する

分類用フォームです。

Sorting and Categorizing Worksheets - Organize Your Thoughts                   

 

Sorting and Categorizing Worksheets - Organize Your Thoughts (cont'd)   

Sorting and Categorizing Worksheets - Organize Your Thoughts (cont'd)   

[日本語]
分類 & カテゴリ分け用フォーム 〜 出たアイデアを整理する

 

グループXのまとめです。

Wrap Up - Group X                   





グループ内で出たアイデアの特徴、分類した結果のサマリーなどを記載します。

 

会議全体のまとめ Wrap Upです。

Wrap Up                   



 

会議全体の司会役 (facilitator) が、各グループの発表を聞いて、ポイントを記載します。

 

次のステップです。

Next Step                   

- (省略)


 

ということで、今回の記事では、ブレインストーミング形式の会議のためのシンプルな英語テンプレート (スライド) をまとめてみました。

ブレインストーミングは、的を外しているかもしれないけどとにかく自分が考えたアイデア、詳細はまだ考えていないけど出してみたいアイデア、など、どんなアイデアでも、自由に出してよい会議のため、さまざまな考えが幅広く集められる素晴らしいものだと思います。

一方、集めたアイデアをうまく整理するのは、これがなかなか大変で、また具体的で実効性のあるアクションプランにまとめあげていくにはかなり時間がかかることもあり、ブレインストーミングの後のフォローアップが重要だと思います。

個人的には、参加者全員・グループメンバー全員が積極的にアイデアを出したり、出てきたアイデアに対して反応しなければならないので、英語でのブレインストーミングは自分にとって緊張の続く、英語の修行の場だと位置付けてます...。

 

今日のポイント:
ブレインストーミングとは、会議の参加者が、それぞれ自由にたくさんのアイデアや意見を出し合うための会議の形式・方法。
出されたアイデアを批判したり、否定したりしない。
出されたアイデアを分類して、次にやるべきことを見極めていく。
その分類作業のためのフォームをあらかじめプレゼンスライドに含めておくと、進めやすそう。

 

 

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英語の出来る同僚とミーティングに出ると、恥をかいたり、悔しかったり...

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

英語の出来る同僚とミーティングに出ると、恥をかいたり、悔しかったり...

みなさんは、自分が出席する英語のミーティングに、自分より英語が出来る日本人の同僚が一緒に参加してくれるとしたら、心強くて嬉しいですよね。

自分も、英語の出来る同僚が一緒に出てくれると安心できて嬉しいのですが、逆に悔しかったりがっくりくることもよくあります。

英語の出来る同僚から誤りを指摘される

例えば...、

  • ミーティングの冒頭のアイスブレイク (*) のためのネタを考えてミーティングに臨んだが、英語の出来る同僚が同じようなネタで、もっと詳しい話をして相手と盛り上がり、自分が盛り上げるネタがなくなり、がっかりする 
    (* アイスブレイク: 会議の冒頭、始めて対面する相手と打ち解けるために、話題を振って関心を持ってもらうこと。https://garyu-study.com/entry/structure-005)
  • 相手が英語で言ったことを、自分はコメントだと思って「分かりました。ありがとう!」と答えたら、英語の出来る同僚から「質問されてるんだよ!」と突っ込みが入り、恥をかく
  • ミーティングの後、部署内で意気揚々とその報告をしていると、英語の出来る同僚から「それは違うと思う」と言われて、自分の誤った認識について訂正され、しゅんとする
  • などなど...

ということで、英語の出来る同僚と英語のミーティングに出ると悔しい思いをすることがよくありますが、それをバネにして、もっと英語の力を付けなければ、と考えるようにしてます。

また、突っ込まれると恥ずかしいので、自分からは積極的な質問やコメントをするのは控えようか...、と思いがちですが、頭を切り替えて、恥をかいても言いたいことがあれば (なるべく) 発言するようにしてます。

そして、なによりも、そうした英語の出来る同僚は、自分が聞き取れていなかったことを教えてくれる心強い存在であり、自分の誤った認識を指摘してくれる (そのまま行ったら問題になっていたことを未然に防いでくれる) ありがたい存在であると、いつも感謝と尊敬 (リスペクト) してます。

 

 

今日のポイント:
英語の出来る同僚と英語のミーティングに出席すると、自分の間違いを指摘されることも多く、恥ずかったり、悔しかったりしますが、感謝するとともに、自分の英語力をなんとかしないと!と思いを新たにする次第です。

 

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英語プレゼン資料を複製して使うときに注意していること

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

英語プレゼン資料を複製して使うときに注意していること

みなさんは、一度作ったプレゼン資料を複製して、中身を少し変えて、再利用すること、よくしますか?

一度作ったプレゼン資料をもとに、別の会議の資料を準備する

以前作ったプレゼン資料と同じ構成で、今回のプレゼン資料が作れる場合、当然その前のものを複製して、それをベースに説明用のスライドを用意すると思います。

自分も、ほとんどのプレゼン資料を、このやり方で用意しますが、英語のプレゼン資料の場合、気をつけていることがあります。

自分にとって英語で口頭で説明するのは非常に大変ですので、各スライドの内容を語るための文章を英作して、スライドの下の部分に用意されているテキスト欄 (マイクロソフトのPower Pointの場合「ノート」と呼ばれているエリア) にその文章を書き込んでおき、会議の中で自分が説明するときに、その「ノート」に書いておいた文章をちらちら見ながら説明します。

自分が気をつけていることは、会議の後でプレゼン資料を配布する際、かならずこの「ノート」欄を確認し、もし何か書いてあれば必ず消して、空になっていることを確認してから配布していることです。

プレゼンで使った資料を会議後に参加者と共有する場合、Power Pointの資料をPDFファイルに変換して配布することが多いと思いますが、同じ会社や組織の別の部署の人たちと共有するような場合は、先方がそのスライドを再利用できるようにするため、Power Pointファイルのままで送ることもあると思います。(自分の場合、ほとんとPower Pointで送ります)

意図的にノート欄に説明を入れて、送り先の人たちに読んでもらえるよう、敢えてそれを付けて送付することも、もちろんあると思います。

ただ、自分のように、英語で口頭で説明するために、カンニングペーパー的にノート欄を使っている場合、その説明文を消さないで配布してしまうと、ときに思いがけない事態を引き起こしてしまうこともあります。

例えばこれはまったくの架空の事例ですが、以下のような大失敗が起きる可能性もあります。

別の会議用に作ったプレゼン資料を複製して使用したが、ノート欄はチェックしなかった
  • 複数の支店と、四半期の販売実績のレビュー会議を開催した
  • 初日は、AAA支店との会議。今期最初の会議ということもあり、英語で説明する文章を考え、プレゼンスライドのノート欄に入力し、会議中はそれを見ながら説明した
  • AAA支店の今期の業績はたいへん素晴らしく、ノート欄にはAAA支店やX店長への賛辞、謝意、そして本当はまだ内緒のリソース (人員) 関連のコメントも書いておいた
  • AAA支店との会議は無事終了。 翌日からのBBB支店、CCC支店、DDD支店との会議用の資料を、AAA支店向けのプレゼン資料を複製して用意した。それらの会議も無事に終了した
  • 最終日のEEE支店との会議のプレゼン資料も、AAA支店用の資料を複製して作ったが、英語での口頭の説明もかなり慣れてきたため、ノート欄は使わなかった
  • 各支店との会議終了後、使用したPower Pointフィイルを、そのままの形で各支店の支店長とスタッフたちへ送付した
  • EEE支店へ送ったPower Pointファイルには、AAA支店のメンバー向けの褒め言葉、感謝のメッセージ、そして他の支店とは共有不可の情報がノート欄に書かれていたが、その状態でEEE支店の関係者へ送ってしまった

AAA支店に対するコメントや重要情報を残したまま、資料をEEE支店へ送ってしまった!

といった事態も発生しかねませんので、プレゼン資料を配布する際には、(特に英語のプレゼン資料を別の資料から複製して作っている場合には) ノート欄を詳しくチェックして、書かれている内容を削除してから送付してます。

 

今日のポイント:
英語のプレゼン資料を複製して作成し、それを会議の後で配布する場合、ノート欄に書き込みがあるか厳重にチェックして、基本的に全て削除してから配布してます。

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