我流! 英語プレゼン作成・試行錯誤

試行錯誤しながらなんとか作れるようになった英語プレゼン資料作成の経験、聞いてください

英語プレゼンテーション テンプレート  #008 : 「トレーニング:全体説明」

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

英語プレゼン資料 テンプレート集  #008 : 「トレーニング:全体説明」

みなさんは、何かのトレーニングの講師や、実技の訓練のトレーナーなどを担当したことはありますか?

レーニングと一言で言っても、学校や塾での学習トレーニング、ジムなどで行う運動トレーニング、職場での業務関連トレーニング、情報を提供するセミナーなどいろいろありますが、業務関連のトレーニングをする場合、やはりプレゼン資料 (スライド)を用意して、それを見せながら説明すると分かりやすいですし、そうしている人が多いと思います。

講義・デモ形式、グループ討議形式のトレーニン

ハンズオン形式、ファイヤードリル形式のトレーニン

ビジネスに絡むトレーニング、業務関連のトレーニングにも、いろいろな形式のトレーニングがあると思います。

自分が講師を担当、または受講したことのある英語のトレーニングには、以下のようなものがあります。
・講義・デモ形式 (Lecture/Demo)
・グループ作業(Group Work)
・ハンズオン (Hands-on)
・ファイヤードリル (Fire Drill)

 

英語でこうしたトレーニングを実施する前に、同じ内容のトレーニングを先に日本語で行っている場合、それを英訳して使えばよいと思いますが、以前の記事(*) でも書いたように、先に日本語版を作ってから英訳を進めようとすると、自分の場合、英訳に行き詰まることが多々ありました。 (* 英語のアジェンダ (Agenda) とスケルトンから作り始める! - 我流! 英語プレゼン作成・試行錯誤 )

そこで、まず、トレーニング用のプレゼン資料を構成する各スライドの英語のタイトルや、スライドの冒頭部分の英語での言い回しを知っておいてから、英語のスライドから作成する、または英語版と日本語版のスライドを平行して作るようにすると、結果的に英語の資料が用意しやすいのではないかと思います。

ということで、自分がこれまで経験したことがあるトレーニングの、英語のスライドのテンプレートをいくつかまとめてみたいと思います。

まずこの記事では、複数のセッションで構成されたトレーニングの冒頭で、トレーニングの目的や講師の紹介と、一連のセッションの概要、そしてタイムテーブルを説明する「オープニング・セッション」ためのテンプレートをまとめてみます。

なお、このトレーニングの対象者は、H&H Hamsters社の現場スタッフ、および提携先のコンビニ・チェーンの関係者を想定しています。

 

プレゼン資料全体の構成とアジェンダ (agenda) は、以下のようにしました。

テンプレート #008 の構成

Agenda                     

- Introductions - Me! 
- Learning outcomes - Session #1 Service overview and daily hamster care  
- Learning outcomes - Session #2 Hands on - Pet hotel maintenance   
- Learning outcomes - Session #3 Fire drill - Pet hotel incident response
- Introductions - Training team
- Time table

[日本語]
アジェンダ
- 自己紹介 - 司会を務める私自身
- 学習成果 (ここで学ぶこと) - セッション #1 サービス概要と毎日のハムスターのお世話
- 学習成果 (ここで学ぶこと) - セッション #2 ハンズオン - ペットホテルのメンテナンス
- 学習成果 (ここで学ぶこと) - セッション #3 ファイヤードリル - ペットホテルの事故への対応
- 講師紹介
- スケジュール

 

自己紹介(司会者)のスライドです。

Introductions - Me!                          

Name:   Saguru Garyu
Title:   Leader of New Service Plannning & Marketing Team 
Email: sgaryu@hh-hamsters.com | Mobile: +81 XX XXXX XXXX
Responsible for: 
- New service and product planning 
- MARCOM (Market communications) 
Hobby: Cooking, Keeping tropical fish    

[日本語]
自己紹介 - 私
氏名:サグル・ガリュウ
役職:新サービス 企画&マーケティングチームのリーダー
メール:sgaryuu@hh-hamsters.com | 携帯番号: +81 XX XXXX XXXX
担当業務:
- 新サービス&商品の企画
- マーコム (広告宣伝・販促)
趣味:料理、熱帯魚の飼育

セッション1の概要のスライドです。

Learning Outcomes - Session #1 Service Overview and Daily Hamster Care 

You will understand:
- Fundamentals of "Capsule Hotel for Hamster @ Convenience Stores" service
- Optional  services
- Advantages and benefits of the services
- Pricing
- Hamster check-in/check-out process
- How to take care of hamsters who stay at "Capsule Hotel"

[日本語]
学習成果 (ここで学ぶこと) - セッション #1 サービス概要と毎日のハムスターのお世話
以下について理解します
- "コンビニでカプセルホテル (ハムスター用)"サービスの基礎
- オプション・サービス
- このサービスの強みと価値
- 価格設定
- ハムスターのチェックイン/チェックアウト・プロセス
- "カプセルホテル"に泊まっているハムスターたちお世話の仕方

セッション2の概要のスライドです。

Learning Outcomes - Session #2 Hands on - Pet Hotel Maintenance         

You will understand:
- Feature and functions of Capsule Hotel cart rack and basic units (cages)
- How to remove the basic unit from the cart rack and replace the unit
- How to replace the filters of A/C unit
- How to conduct the weekly check-up of the cart rack and sub units

[日本語]
学習成果 (ここで学ぶこと) - セッション #2 ハンズオン - ペットホテルのメンテナンス
以下について理解します
- "カプセルホテル" のカートラックと基本ユニットの仕様と機能
- 基本ユニットのカートラックからの取り外し、およびユニット交換のやり方
- 空調ユニットのフィルター交換のやり方
- カートラックとサブユニットの週次点検のやり方

 

セッション3の概要のスライドです。

Learning Outcomes - Session #3 Fire Drill - Pet Hotel Incident Response           

You will experience and understand:
- Incident response 1: Hamsters escape from the cart rack
- Incident response 2: Power outage for a long time 

[日本語]
学習成果 (ここで学ぶこと) - セッション #3 ファイヤードリル - ペットホテルの障害発生時対応
以下を体験して学びます
- 障害発生時対応1: カートラックからハムスターたちが逃げ出す
- 障害発生時対応2: 長時間の停電

 

講師の紹介のスライドです。

Introductions - Training Team                  

Saguru Garyu
- Leader
- Service Plannning & Marketing department

XXXX XXXX
- Project Manager
- R&D department

YYYY YYYY
- Service Manager
- Customer Support department

 

[日本語]
紹介 - トレーニングチーム
(Saguru, XXXX, YYYYの3名のトレーナーの簡単な紹介。日本語省略)

スケジュールのスライドです。

Time Table                                           

20th July 2022 (Wednesday): 
- 9:00-9:30 Opening session
- 9:30-10:30 Training session #1 Service overview and daily hamster care
- 10:30-10:45 Break
- 10:45-12:15 Training session #2 Hands-on - Pet hotel maintenance
- 12:15-13:15 Lunch
- 13:15-14:15 Training session #3 Fire drill - Pet hotel incident response
- 14:15-14:30 Break
- 14:30-15:00 Q&A, Wrap Up

[日本語] (省略)

 

ということで、今回は、複数のセッションで構成されたトレーニングの冒頭で、トレーニングの目的や講師の紹介と、一連のセッションの概要、そしてタイムテーブルを説明するためのテンプレートをまとめてみました。

 

今日のポイント:
ビジネス向けトレーニングとして、講義・デモ形式 (Lecture/Demo) 、グループ作業(Group Work)、ハンズオン (Hands-on) 、ファイヤードリル (Fire Drill)といったものがあります。
上記の形式のトレーニングや、オープニング・セッション、トレーニングの最後に行う質疑応答&ラップアップの基本的な進め方を把握して、それ用のプレゼン資料(スライド)のテンプレートを持っていると、英語の資料(スライド)の作成が進めやすくなるのではないかと思います。

 

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まだよくわからない Would, Could, Should, Shall の使い方

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

まだよくわからない Would, Could, Should, Shall の使い方

みなさんは、英語でプレゼンをしたり、メールを書いたりするとき、will、can、shall、mayの過去形のwould、should、could、mightを使うことはありますか?

WillではなくWouldを使うの?

Shallはどんなとき使うの?

自分は使ってますが、would, could, should, そしてshall を使うべき状況や、will/canの代わりにwould/couldを使うと相手にどんなニュアンスで伝わるのか、まだよく分かっておらず、試行錯誤しながらプレゼンやメールや会話に取り入れています。

自分が中学・高校時代に苦手だった英語の授業では、以下を教えられました。
・過去時制の文章では、助動詞の過去形would、should、could、mightを使う
・canの過去形は、couldまたはwas (were) able toの2つ
・仮定法過去の文の中でcouldを使うと、「これが出来ていたらなあ、でも実際には出来ていない...」という意味になる
・should〜は「〜すべき」、would like〜は「〜したい」
・may〜は「してもよい」、might〜は「〜かもしれない」
と、これくらいが自分の知識でした。

仕事を通じて他の人の英語プレゼンを聞いたり、自分の英語プレゼンを見た人たちから返ってくるコメントを聞いたり、英語メールや会話等を通じてやり取りする中で、助動詞の過去形の使い方について経験することがいくつかありましたので、まとめてみます。

 

could と was (were) able to:

自分だけかもしれませんが、この2つは同じ意味、同じ使い方ができるものだと思っていたので、「〜することが出来ました」という説明をするときに「could」を使っていました。

ですが、英語ネイティブの人たちは、何かが達成出来たことを説明をするとき、「was (were) able to」だけを使っていたので、調べてみたところ、「could」はそれが出来るような能力があったことを示すのに対して、「was (were) able to」は実際に実現出来てしまったこと、達成したことを示す、ということが分かりました。

その後、例えば「昨年は、みなさんの協力のおかげで、ハムスター用オーガニックフードの年間売り上げの目標額を達成することができました」といった説明をする際には、could は使わず、「We were able to achive the sales budget of〜」のようにable toを使うよう変えました。

 

can/willとcould/would: 

英語での打ち合わせの中で、現在のことや今後のことを説明しているのに、can/willではなくcould/wouldを使う人たちがいます。

これは自分のまわりだけかもしれませんが、特にイギリス英語を使う人たちが、よりcould/wouldを使うような傾向があるように見えます。

can/willではなくcould/wouldを使うと、柔らかめというか、丁寧というか、「100%絶対自信あるとは言いませんがこうします・これが出来ます」、といった感じの説明の言い方になっているように感じたので、自分もこれを参考にして、最近ではcan/willではなくcould/wouldを使うようにしています。(特にイギリス英語を使っている人たちとやり取りする場合)

ただ、イギリス英語の人たちでも、例えばお客さんに対して何かズバリ説明をするようなプレゼン資料では、「〜will be available」(〜が利用可能になります)、「〜will be provided」(〜が提供されます)のようにwillを使っていました。

またアメリカ英語の人たちでも、例えばポジションの高い人が丁寧な説明をするような場合にはwouldを使ったりしていたので、一概に使い分けの仕方がこう決まっている、というのではなく、状況や文脈によってどちらかが選ばれるのかな〜と想像しています。

それでも、イギリス英語の人たちは Would you〜? Could you〜? のように丁寧に話してくれることが多く、また、アメリア英語の人たちは Can you please〜? のようにフランクに親しみやすく語りかけてくれることが多いので、イギリス英語〜アメリカ英語の間にこのように違いはあるのかな、と思います。

(Would you〜? と Could you〜? のどちらを、どのような場面で使うのが適切か? これも自分はまだよく分かっておらず、試行錯誤中です。 )

 

shall:

自分は、shallの適切な使い方や、shallとshouldの使い分け方、willとの使い分け方のルールもまだよく分かっていません。

自分ではshallを使うことは全くないだろうと思っていたのですが、合意書や契約書を確認するような場面で、その文面にshallがやたらと出てきて、驚いています。

きっと契約関連の用語としてshallを使うようになってるんだろうなあ、くらいの感覚で読むようにしてます。

shallについては、以前いきなり英語ネイティブの人に「I shall 〜」と言われて驚いたことがあります。

イギリス英語を話す人の間では、willではなくshallを使うのが普通なのかもしれません。

今後機会があれば、この件も調べてみたいと思ってます。

 

ということで、まだまだ学ぶ必要がありますが、取りあえず would/couldを使うと伝わり方が少し丁寧に、柔らかめになる、という想定のもと、プレゼンの中で時々would/couldを使うようにしてます。

 

今日のポイント:
まだよく使い分けの仕方が分からないですが、will/canの代わりに would/couldが使ってみて、適切なのか、違和感があるのかを、探るようにしてます。

 

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英語プレゼンテーション テンプレート  #007 : 「新サービスの企画の提案」

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

英語プレゼン資料 テンプレート集  #007 : 「新サービスの企画の提案」

みなさんは、新しいサービスや商品のアイデアを思いついたとき、その案をどのように企画としてまとめて、関係者に対してどんなプレゼンをすると、ビジネスを進めていくことについて納得してもらえると思いますか?

新サービス企画 〜 コンビニに設置するハムスター用ペットホテル

例えばですが、コンビニでハムスターの預かりサービス (ペットホテル) を展開するビジネスを企画したとします。

このビジネスを考えた背景は、ハムスターの飼い主の人たちに対してアンケート調査をしたところ、特に一人住まいの人たちが、仕事やプライベートで数日自宅を離れるときに、自分のハムスターを、すぐに、手軽に、安全に預かってくれるようなサービスが欲しい、という要望が高いことが分かったため、だとします。

そして、このブログの記事で取り上げている架空の会社 “Happy & Healthy Hamsters”の中で、このアイデアが本当に実現できそうか、ビジネスとして成り立つか、などを考えてみて、HHH社が提供している既存のサービスや商品を組み合わせることで、比較的容易にビジネスが実現できそうなこと、早期にサービスが立ち上げらる! と踏んだとします。

すると、この後やることとしては、例えば ①会社に対してこの企画を説明し、ビジネスの実現性を検証するためのテスト・調査を進めることへのOKをもらう、②必要な装置の試作やサービス提供の準備を進める、③テストマーケティングを実施する、④コンビニ・チェーンへの提案とビジネス実施への合意を取りつける、⑤会社からビジネス化の正式決定・承認をもらう、⑥コンビニ・チェーンとビジネス契約を締結する、⑦本番サービス提供のための準備を進める、⑧コンビニ店への導入 (機材の設置、スタッフへのトレーニング、等々)、といったようなことが続くのではないかと思います。

そして、それぞれの段階でプレゼン (説明) が必要になると思いますが、この記事では、①この企画を説明し、ビジネスの実現性を検証するためのテスト・調査を進めることへのOKをもらうための英語プレゼン資料の事例をまとめてみました。

 

なお、今回提案するビジネスは、以下のような架空の「コンビニのバックヤードを使った、ハムスター預かりサービス」としています。

ハムスター向けペットホテルサービス(案)の概要

 

まずプレゼン資料全体の構成とアジェンダ (agenda) ですが、以下のようにしました。

テンプレート #007 の構成

Agenda                     

- Objectives (この会議の目的)
- Overview of new service proposal (新サービス案の概要)
- Result of customer survey (顧客調査の結果)
- Market and demand (市場と需要)
- How to offer the service (サービス提供の仕方)
- Prototyping and test marketing (試作とテストマーケティング)
- Action plan and milestones (実行計画と目標日程)
- Questions and answers (質疑応答)
- Approval (承認)

 

この会議の目的のスライドです。

Objectives                  

- The result of 2022 customer survey indicates that there is a potential demand for a pet hotel dedicated for hamsters
- Hamster owners look for a pet hotel where they can leave their hamsters quickly, simply and safely
- We "Happy & Healthy Hamsters” can offer such pet hotel services by combining the existing products and services to meet their needs
- Today I would like to explain the details of business plan of new service “Capsule Hotel for Hamster @ Convenience Stores” and get an approval to move on to the next phase

[日本語]
目的
- 2022年の顧客調査の結果は、ハムスター専用のペットホテル潜在的な需要があることを示しています
- ハムスターの飼い主たちは、素早く、簡単に、安全にハムスターを預けられるペットホテルを探しています
- 私たちハッピー&ヘルシー ハムスター社は、既存の製品とサービスを組み合わせることで、飼い主たちのニーズに応えるペットホテル・サービスを提供することが出来ます
- 本日は、その新サービス「ハムスター向けカプセルホテル@コンビニ」のビジネス企画の詳細を説明するとともに、次の段階へ進むことへの承認をいただきたいと思っています

新サービス案の概要のスライドです。

Overview of New Service Proposal                  

- Pet Hotel Service for Hamsters
- Reservation online / Check-in at convenience store terminal
- Dedicated cart with up to 6 Capsule Hotel basic units
- Mini house, sand bath, wheel, automatic feeder, remote camera, with temperature/humidity/illuminance sensors are included in the basic unit
- Air conditioning, master controller, wi-fi router, uninterruptible power supply equipped
- Food (organic) & drinking water included
- Pet owners can watch their hamster from their mobile phone or PC remotely
- Monitoring service by remote monitoring team (optional)
- Emergency veterinary arrangements, pet medical insurance (optional)
- Liability insurance for convenience store owners
- The basic unit, which was used for hotel service, is collected by H&H Hamsters and after cleaning and disinfection, the unit is re-installed into the cart at convenience store

[日本語]
(前述の日本語スライド「ハムスター向けペットホテルサービス(案)の概要」に書いたものと同じ内容です)

 

顧客調査の結果のスライドです。

Result of Customer Survey                   

Top 3 customer's pains:
1. No pet hotel for my hamster to stay in when I’m on a business trip
2. My hamster got fat because he ate too much sunflower seeds
3. My hamster often escapes from the cage. It takes long time for me to find her in my house

23 out of 45 customers (51%), who answered the questionnaire, demand a pet hotel for their hamsters with the following comments/requirements:
- Near my house or near train stations
- Remotely watch my hamster whenever I like
- Simple online booking and quick check-in 

[日本語]
顧客調査の結果
お客さんの3大困りごと:
1. 出張中に、うちのハムスターを預けられるペットホテルがない
2. ハムスターがひまわりの種を食べ過ぎて肥満になった
3. ハムスターが頻繁にケージから逃亡して、家の中で見つけ出すのにとても時間がかかる

アンケート調査に回答してくれた45名のお客さんのうち23名 (51%) が、以下のコメント/要件とともにハムスター用ペットホテルを要望していた
- 家の近所か駅の近くにあること
- いつでも見たいときに、リモートでハムスターを見られること
- ネットで簡単に予約でき、素早くチェックインもできること

 

市場と需要のスライドです。
潜在的な需要やその変化、想定する顧客層、競合する会社があるか、自社の強みと弱みは何か、など、表やグラフなども上手く使い、説明したいと思います。
いろいろなまとめ方があると思いますので、ここでは記載の仕方は省略します。

Market and Demandt                 

Market analysis of pet hotel services

 

Competitive analysis

 

ABC

XYZ

HHH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[日本語]
市場と需要
ペットホテルサービスの市場分析
競合分析

 

サービス提供の仕方のスライドです。

How to Offer The Service                  

The new hotel services could be offered by combining the existing products and services below:
- Online shopping site for pet foods (to be used for online booking)
- Special cages 
- Intelligent automatic feeders
- Health‐care equipment for a hamster
- Network cameras for pet monitoring and remote monitoring service
- Periodic health check-up service for a hamster
- Medical insurance for a hamster

The following equipment and service need to be newly developed:
- Special cart rack 
- Establish a process of collection, cleaning, disinfection and delivery of the Capsule Hotel basic units in each region
 

[日本語]
サービス提供の仕方
この新しいホテルサービスは、以下の既存の製品、およびサービスを組み合わせて提供することが可能
- ペットフードのオンライン販売サイト (をオンライン予約に使用する) 
- 特製ケージ
- 自動給餌機
- ハムスター用健康器具
- ペット見守り用ネットワークカメラと遠隔監視サービス
- ハムスター向け定期検診サービス
- ハムスター向け医療保険

以下の機材、およびサービスについては新規に用意する必要がある
- 特製カート型ラック
- 「カプセルホテル」の基本ユニットを回収、清掃、消毒、および配送するためのプロセスを各地域毎に確立すること

 

試作とテストマーケティングのスライドです。

Prototyping and Test Marketing                  

Prototyping:
- Proceed to design and prototype a special cart with the business partner - XXXX Company
- Make 10 units for PoC (Proof of Concept) plus 2 units for backup
- Estimated cost for the special cart is around 3,000 USD per 1 unit including Air conditioning, Master controller, Wi-fi router and Uninterruptible power supply
- It takes 3 months to prepare 12 units  

Test Marketing: 
- PoC / test marketing to be conducted with the convenience store chain YYYY Company
- 10 stores to offer the pet hotel service for three months as a pilot test
- Review result of the PoC, align the business plan and discuss the updated plan with relevant departments 

[日本語]
試作とテストマーケティング
試作:
- 協力会社 XXXX 社と特製カートの設計と試作を進める
- PoC (コンセプト確認)用に10台、それと予備用に2台を制作する
- 特製カートのコストは、1台あたりおよそ3,000ドルを見込むが、空調装置、コントローラー、無線LANルーター無停電電源装置を含んだ金額
- 12台を用意するのに3ヶ月かかる
テストマーケティング:
- PoC/テストマーケティングを、コンビニチェーンのYYYY社と進める
- 10店舗で、パイロットテストとして、このペットホテルサービスを3ヶ月間提供する
- PoCの結果をレビューし、ビジネス計画を調整して、そのアップデートした計画を関係部署と協議する

 

実行計画と目標日程のスライドです。

Action Plan and Milestones                   

Action plan:
- Service planning team to finalize the required specifications for the new cart and submit it to Design team
- Design team to review the requirements, design the cart and share it with the business partner to make prototype units
:
: (以下、省略)
:

Milestones: 

[日本語]
実行計画と目標日程
- サービス企画チームは、特製カートの要求仕様を完成させ、設計チームに提出する
- 設計チームはその要件をレビューし、カートを設計し、その内容を協力会社と共有して試作品の製作を進める
:
目標日程:
(日本語の説明、省略)

 

質疑応答のスライドです。

Questions and Answers           

- Any question?

 

[日本語] 
質疑応答
- 何か質問はありますか?

 

承認のスライドです。

Approval                  

I would like to have an approval to proceed with the prototyping and PoC/test marketing of this new service 

  Approver: Mr XXXX XXXX of XXXXX dept  
  Comments:                          
  Approve  /  Not approve

 

[日本語]
承認
この新サービスのための試作品作り、およびPoC/テストマーケティングを進めることについての承認をいただきたい

    承認者: XXXXX部のXXXX XXXXさん
    コメント: 
    承認 / 承認せず

 

ということで、今回は新サービスの具体的な企画を説明し、試作品作りやそれを使ったテストマーケティングを進めるための関係者の承認をもらうためのプレゼン資料のテンプレート (スライド)をまとめてみました。

 

今日のポイント:
新規ビジネスの立ち上げには、市場調査や企画案を考えるところから始まり、さまざまな内部協議やお試し(テストマーケティング)など、いくつかの段階を踏むことがあると思います。
各段階で関係者に説明するためのプレゼン資料は、情報が盛りだくさんになることもあり、文章中心のスライドにすると重たくなるので、説明はなるべく短かめに簡素化し、図表を多用すると見やすくなってよいと思いますが、それですといざ本番で説明しようとするとき、言い回しが分からなくなったり、説明文を忘れたりする可能性もあるので、心配です。
そこで、込み入った説明が必要な箇所や、目的、理由などを詳しく説明するスライドでは、長めでもよいので説明内容を文章にしてスライドに書いておき、本番ではそれを読み上げてプレゼンが進んでいくようにしています。

 

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