我流! 英語プレゼン作成・試行錯誤

試行錯誤しながらなんとか作れるようになった英語プレゼン資料作成の経験、聞いてください

英語プレゼンテーション テンプレート #016 : 「簡単な自己紹介」

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

英語プレゼン資料 テンプレート集  #016 :「簡単な自己紹介」

みなさんは、日本語でも英語でもよいのですが、会議やオリエンテーションなどで、プレゼンのスライドを使って自分の自己紹介をしたことはありますか?

そのとき、自己紹介のスライドには、どのような項目を含めていましたか?

シンプルな英語でも自信を持って話すと好感を持たれる

ビジネスの場で自己紹介する場合、相手や状況により、自己紹介に含める項目が変わってくると思います。

例えば、以下のような状況で自己紹介をすることがあります。

  1. 学校を卒業して企業や組織に就職して、新卒配属の際に自己紹介するとき、またはインターンシップを利用して企業などで一時的に働くときの自己紹介
  2. 社内や組織内で期間限定のプロジェクトに参画するなどして、内部の人たちに対して自己紹介をするとき
  3. 社内異動や海外赴任、または転職して、新しい部署で初めて自己紹介をするとき
  4. 顧客や提携相手など外部の人や組織に対して自己紹介するとき

1や2ではそう堅苦しくせず、親しみやすいものでOKだと思いますが、3や4では親しみやすさも大事ですが、自分がプロのビジネスパーソンであること、信頼に足る人間であることをアピールするために、職歴や専門性などを強調することもよくあると思います。

それぞれのシーンで自己紹介をするための英語のテンプレートのサンプルを作ってみました。

 

1.新卒配属、インターン開始時に自己紹介するためのスライドの例:

  Self Introduction (または About Me)           

[顔写真を貼る]

Name:          Hanako Sakurai (名前: サクライ ハナコ)
Hometown:   Kyoto city, Japan (出身地: 京都市、日本) 
Education:    Faculty of Business and Commerce (学歴: 商学部)
Experience:  Short-term study abroad, Australia 1 month (経験: オーストラリア短期留学,1ヶ月間) 
Expertise:    Official Business Skills Test in Bookkeeping 3rd grade (専門性: 簿記3級)
Hobbies:      Karate, Cocktail Making (趣味: 空手、カクテル作り) 

[趣味や取り組んでいるスポーツの写真などを貼る]

  • 自分の学歴、経験、専門性、趣味などの英語の表記がわからないときは、ネットで検索して調べて書き込みましょう。
  • 自分の顔写真や趣味に関する写真を添付すると、見ている人たちの関心が高まるのでお奨めです。
  • 学歴の部分は、学校名は書かずに学部や学科、コース名などを書く場合と、学校名まで書く場合がありますが、その職場の雰囲気や自分の考えをもとに決めればよいと思います。
  • スライドのタイトルはSelf Introduction、About Me、About Myselfなどと書きます。
  • Hobbies と書いている部分は Interests と表記することもあります。

 

2.社内で初めて一緒に仕事をする人たちへの自己紹介用スライドの例:

  Self Introduction (または About Me)           

[顔写真を貼る]

Name:   Taro Momoyama (名前: モモヤマ タロウ)
Organization: Sales and Marketing dept (所属部署: セールス・マーケティング部)
Work experience:  (業務経験/現在の担当業務): 
- Digital marketing (SNS Marketing):      04/2021 - 03/2023 
- Sales strategy (Channel sales):            08/2019 - 03/2021
- Product planning (Organic pet foods): 04/2018 - 07/2019  
Hobbies:   Mountain bike, Watching movies (趣味: マウンテンバイク、映画鑑賞) 

[趣味や取り組んでいるスポーツの写真などを貼る] 

社内の人たちへの説明ですので、現在の所属部署や業務履歴など中心を伝えると、相互理解が深まってよいのではないかと思います。

 

3.転職や社内で異動して新しい組織で自己紹介するときのスライドの例:

  Self Introduction (または About Me)           

[顔写真を貼る]

Taro Momoyama (モモヤマ タロウ)
Education: (学歴/学位) 
- Master of Farm management: 03/2018  (農業経営学 修士)
- Bachelor of Agriculture: 03/2016 (農学 学士)
Experience:  (業務経験) 
- Digital marketing (SNS Marketing):      04/2021 - 03/2023 
- Sales strategy (Channel sales):            08/2019 - 03/2021
- Product planning (Organic pet foods): 04/2018 - 07/2019  
Hobbies:      Mountain bike, Watching movies (趣味: マウンテンバイク、映画鑑賞) 

[趣味や取り組んでいるスポーツの写真などを貼る]

学歴や職歴を詳しく書いて、自分の専門性や業務経験を強調することも多いかと思います。

 

4.顧客や提携相手など外部の人たちに対して自己紹介するときのスライドの例:

  Self Introduction (または About Me)           

[顔写真を貼る]

Taro Momoyama (モモヤマ タロウ)
  Happy & Healthy Hamsters (ハッピー&ヘルシー ハムスター社))
  Sales and Marketing dept (セールス・マーケティング部)
  Email: xxxxxxx@HHHxxx.com, Mobile: +81-90-xxxxxxxx (メールアドレス、携帯番号)
Experience: (業務経験) 
- Digital marketing (SNS Marketing):      04/2021 - 03/2023 
- Sales strategy (Channel sales):            08/2019 - 03/2021
- Product planning (Organic pet foods): 04/2018 - 07/2019  
Expertise: (専門的な技術等)
- Statistical analysis and data management (統計分析とデータマネジメント)
Hobbies:      Mountain bike, Watching movies (趣味: マウンテンバイク、映画鑑賞) 

[会社のオフィスや工場の写真、趣味やスポーツの写真 などを貼る]

社外の人たちへの説明なので、会社名や所属部署、連絡先なども記載します。

商品紹介セミナーの講師などを担当しその冒頭で行うような自己紹介の場合は、上記の項目に加え学歴なども記載することもあるかと思います。

 

以上のようなテンプレート・記載項目で自分の自己紹介用のスライドが用意できると思いますが、最近では人工知能によるチャットサービスの急速な機能向上のニュースや、ビジネス・アプリケーションソフトに強力なAIサポート機能が搭載されるといった記事など、AI関連のニュースに事欠きません。

そうしたAI機能はMicrosoftのPower Pointでも利用できるようになり、AIに対して一言「英語で私の自己紹介スライドを作って!」と打ち込めば、PCやクラウドストレージの中に入っている自分に関する情報や写真を引っ張ってきて、あっという間に英語の自己紹介スライドを作成してくれるようになるのかもしれません。

AIに自分の自己紹介を作らせると...

どんな自己紹介スライドを作ってもらえるのか、興味半分、怖さ半分です...。

 

今日のポイント:
自己紹介をするとき、シンプルな英語でも、自信を持って話すと好感を持たれる。
ビジネスの場で自己紹介する場合、相手や状況により自己紹介に含める項目を適宜調整する。

 

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雑談用の英語表現:桜の開花と花見

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

ミーティング冒頭の雑談用の英語表現:桜の開花と花見

みなさんは、英語のオンラインミーティングや会議の冒頭で雑談をしなければならないとき、どんな話をしようと思いますか?

突然英語で雑談をしなければならなくなったとき、何を話せばよいか?

海外の相手との定期的なオンライン・ミーティングや比較的カジュアルな打ち合わせをするときに、余裕を持って開始時間より前に会議システムに接続したり、他の出席者の参加が遅れているような会議に入ったとき、海外メンバー1〜2名と自分だけがミーティングスペースにいる状態が数分間続くような状況がたまに発生すると思います。

そんなとき、顔は出しているのに黙ったままでいるわけにもいきませんので、何か雑談をして間を持たせなければなりません。

あらかじめそうなることを予想していれば、事前に雑談で話すことを考えたり、その英語表現を調べることもできますが、突然1〜2名だけがミーティングに参加しているところに飛び込んでしまった場合、参加者が増えて会議の本題に入るまで、あるいは英語が流ちょうな日本人の同僚が参加するまで、腹をくくって手持ちの英単語・英語表現だけで数分間話し続けることになります。

このような突発事象に備え、日ごろから雑談用の簡単な英語表現を10件くらいリストにして持っておく、または出来れば暗記しておくと、焦らずに対応できてよいと思います。

季節とか天候についての表現が無難です。

もうちょっと会話を膨らませたいとき、例えば近々に開催される有名なイベント、現在開催中の行事などについて、(ムダになってもよいので) 説明の文章を2〜3個考えて、ネットでその英語での言い方を調べるなどして用意しておくと安心です。 (オリンピック、ワールドカップ、芸術系の授賞式など)

自分からそのような話題を相手に積極的に振って雑談ができたら、その相手とまた少し近くなって、嬉しくなること間違いなしです。

自分は最近海外の人たちとオンラインミーティングを持ったのですが、その冒頭、相手側2名 vs 日本人の自分が1名だけ、という状況になり、相手側からの「週末どうだった?」という雑談の話題に対応しなければならくなりました。

その相手は「こっちはまだ雪が降っている。雪はもうたくさんだ。日本はどうだ?」と聞かれたので、週末暖かだったので「暖かかった(Very warm. )」と答え、それに続いて「 サクラがの花が... (Cherry blossom...)」と桜の話題を出したのはよかったのですが、「もうすぐ咲きそうだ」「咲いている」の英語の言い方が思い出せず (分からず)、困ってしまい、しばらく考えていたところ、相手から助け船が出て「bloom soon?」と言われて「Yes, Yes!」と答え、そこから知っている単語をつなげて「花見のパーティーに行くだろう (We will have a drinking party with cherry blossom. )」という何やら怪しげな英語を語ってその場を切り抜けました。

ということで、これからの花見の時期にもし英語の会議やカジュアルなオンラインミーティングなどに参加する予定があれば、サクラの開花、お花見、お花見パーティーなどに関する簡単な英語表現をいくつかメモにしておくと思います。

例えば、

  • 桜の花:cherry blossoms
  • 桜が咲いた:The cherry tree bloomed.
  • 桜の花が咲いている:The cherry trees are in blossom
  • 桜の花が満開です:The cherry trees are in full bloom. 
  • お花見:Cherry blossom viewing party
  • 花見パーティーを計画してます:We plan to hold a hanami party. 

こうした単語に「楽しみにしている (I'm looking forward to〜)」などを組み合わせると、今の季節に合った、なかなかまっとーな英語の雑談ができるのではないかと思いました。

今日のポイント:
ミーティングの冒頭で自分が主導して雑談をしなければならなくなった場合、季節や天候に関わる話題を振るのが無難。
短い雑談が繰り広げられることを想定して、直近話題になりそうなイベントに関する英語表現や英単語をあらかじめメモしておくと、安心してミーティングに臨める。

 

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翻訳ソフト・機械翻訳サービスと英語プレゼン資料

英語のプレゼンで日々試行錯誤している我流 探(がりゅう さぐる)です。

翻訳ソフト・機械翻訳サービスと英語プレゼン資料

みなさんは、日本語の資料を英訳して英語版の資料を作るとき、あるいは英語で書かれた資料を読んで理解しようとするとき、自分のPC上で動作する翻訳ソフトやMicrosoft Officeのような業務用アプリの中で使える翻訳機能、インターネット上の検索サイトが提供する機械翻訳サービス、あるいは有償/無償で提供されている機械翻訳のオンライン・サービスなどを使おうと思ったり、実際に使ったりしたことはありますか?  

翻訳精度がますますアップしてきた最近の機械翻訳

ここ数年、機械翻訳(自動翻訳)技術の向上はめざましく、以前は「???」と感じるような迷訳を返してくる自動翻訳ソフトやサービスが多かったですが、最近ではかなり高いレベルの翻訳結果を出してくるサービスやアプリが増えてきました。 またユーザー・インターフェース(画面)や操作の仕方がより簡単になり、全般的に機械翻訳がとても便利になってきました。

機械翻訳サービスの中には、Power Pointで作成したプレゼンスライドをそのままのファイル形式で受け付けて、各スライドのレイアウトや図表を維持しつつ、そこに記載されている文言を指定の言語のものに置き換えてくれる、プレゼン資料を丸ごと機械翻訳してくれるようなサービスもあります。

こうしたサービスは、日本語版のプレゼン資料を作成し、それを手っ取り早く英語化して英語の会議に使いたい、とか、英語で書かれたプレゼン資料やレポートを受け取ったが、ボリュームが大きくて読むのがたいへんなので、まずは粗訳して日本語で大意を理解したい、といった目的で活用し、英語が絡む仕事を効率化 & 時間短縮を実現できると思います。

便利づくめの機械翻訳サービス、自動翻訳ソフト、およびアプリに内蔵された翻訳機能ですが、使い始める前に、そして利用を開始した後も、自分が入力したデータの扱われた方について慎重かつ十二分に確認しながら使わなければいけないと思ってます。

自分が特に気にする点は以下です。

  • 入力した情報が、サービスの提供者のサーバに保存された後、そこに残ってしまわないか?
  • 入力した情報が、サービスの提供者によって二次利用されることが許されているか? 機械翻訳の精度を上げる目的の「トレース」や、その他の目的でのために、私たちのデータが再利用されてしまうことはあるのか?
  • 入力した情報が、そのまま、あるいは形を変えて他者に公開されてしまう恐れはないか?
  • 上記について、利用規約上、または契約上、実施しないことになっていたとしても、サーバー・セキュリティの管理体制について具体的な説明を提示して、情報漏洩などのセキュリティ・リスクを極力抑えようと努力しているか?

機械翻訳サービスや翻訳ソフト、翻訳機能の中には、有償で提供されているもの/無償のもの、共通な標準仕様のもの/相手によって仕様や情報の取り扱いをカスタマイズしているものなど、いろいろなタイプのものがあります。

所属する会社や組織の業務のためにこうした機械翻訳サービスを使う場合、自分の組織のIT部門や法務部門が規定した翻訳サービスの利用に関わる指針・ガイドラインのようなものがあればそれに従い、なければそうした部署や専門家に自分が使おうと考えている翻訳サービスがOKのものかどうか、自分から確認して了承を得た上で使うべきだと思っています。

また個人として使う場合でも、自分の個人情報などがこうしたサービスを通じて漏洩しないよう、慎重にサービスを選択したり、個人情報や重要情報に該当する部分は伏せ字などにしてから翻訳にかけるなど、注意と自衛をすることが大事だと思っています。

機械翻訳は便利ですが、利用に当たっては十分な確認が必要

最後に、最近の機械翻訳は本当に便利になってきたので、自分もついつい頼りたくなりがちですが、頼ってばかりいると英語の能力がアップしませんので、たいへんではありますが、なるべく自力で翻訳を進めたいと思う毎日です。

 

 

今日のポイント:
機械翻訳サービスや翻訳機能を持ったソフトの翻訳機能のレベルが上がってきたので、英語プレゼンの準備などの効率化に役立つようになってきた。
入力したデータがどのように扱われるのか、情報漏洩のリスクはないのか、等について、十分に確認しながら利用するのがよい。

 

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